2から始める飲食店の開業までの道のり

飲食店開業までのあれこれと自分がやったことを日々書いていきます。

もっとも簡単な国家資格である調理師免許を1週間で取った時の話

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タイトルが少し乱暴な書き方でしたが私自身が取得した国家試験としては受験資格を除いた試験のみの条件で言えば一番簡単に手にいれることができると感じました。

今回は私が調理師免許を取得した時のことを書きたいと思います。

 

調理師免許の取り方についての記事はこちらに書いています。 

www.sccubed.work

きっかけ

調理師免許を取ろうと思ったきっかけは簡単に言ってしまえば、飲食店を開業しようと決めた時に持っていた方が総合的に徳だと思ったからです。

飲食店のバイトは高校時代からやっていて高校卒業後も続けていたので受験資格は満たしていたので以前にも調理師免許を取ろうと思ったことはありましたが特に使う予定もないので後回しにしていました。

時が経ち飲食店を開業しようと思い、再び受験資格を満たして試験を受けました。

飲食店開業に必要

飲食店を開業しようと思い調理師免許をとったわけですが実際のところ飲食店を開業するには調理師免許は必要ありません。飲食店開業に必要な資格は食品衛生責任者防火管理者でどちらも店舗に一人いればいいのですが、個人店ではオーナーである自分自身が持っているのが常識的です。

免許を取った理由

ではなぜ調理師免許を取ったのかと言うと調理師免許は食品衛生責任者としての知識を有する資格者として認められており、調理師免許を持っていれば食品衛生責任者の資格を自動的に取った状態になり、飲食店開業時に慌てたりしないで準備ができると思ったからです。(あとは長い間調理をしてきた私が調理師免許くらいは持っていないのはおかしいと思ったため)

食品衛生責任者は基本的には誰でもとることができますが月に10回程度行われる講習会に参加して取得する必要があります。

わかりやすく調理師免許と食品衛生責任者を取りかたを比較してみます。

調理師免許

条件 飲食店等に2年間働く等

受験方法 期限までに書類を提出

試験日 年1回(県により2回ある)

費用 合計1万円程度

試験時間 2時間(開始1時間で退室可能)

特典 食品衛生責任者になれる。調理師と名乗れる

食品衛生責任者

条件 基本的になし(外国人の場合はあり)

受講方法 希望日の期限までに郵送(先着順)

講習日 月10回程度(県により異なる)

費用 合計1万円程度

講習時間 6時間(地域により異なる。途中1時間休憩、途中退室不可)

 特典 食品衛生責任者になれる。

 

このように調理師免許は条件こそ厳しいですが条件さえクリアしてしまえば、あまり差はなく大きな違いは拘束時間にあり調理師免許は最大2時間しかありません。(私は1時間前に終わり時間になったら退室しました。)

開店まで時間がなかったり条件をクリアしていなければ調理師免許は飽きられめるしかないのですがどちらもクリアしているのであれば調理師免許取得をお勧めします。

試験

本来難しいと考えるのは試験だと思います。人にもよると思うのですが調理師免許の試験は国家試験としては一番簡単だと思います。比べるなら国家試験である運転免許のほうが倍くらいは難しいような気がします。ましてや大学受験とは比べられないくらい簡単です。正確には言えませんが高校の期末試験程度がいい線だと思います。

内容

それはさておき試験の内容は

公衆衛生学

食品学

栄養学

食品衛生学

調理理論

食文化概論

全60問、マークシートによる四肢択一方式

となっています。実際の試験問題も科目ごとに分かれています。

合格基準は合計点が6割以上ですが、「1科目でも得点が当該科目の平均点を著しく下回る場合は不合格とします。」とも書いてあります。これは曖昧な表現ですが1科目でも0点を取ったら不合格という意味だと思いますがどの科目にも2問くらいは簡単な問題があるので1科目でも0点を取るようならば6割以上取ることができないでしょう。

ちなみに合格率は毎年60%程度です。

勉強時間

私は1週間(10時間)くらいの勉強時間で免許をとりましたが平均的な勉強時間を知るためグーグルで「調理師 勉強」で検索をして調べました。

6ヶ月(ユーキャン)

1時間を3ヶ月(90時間)

10分を6ヶ月(30時間)

15時間(3日)

パッと見た感じこのような時間でした。時間をかけている人はかけているなという印象です。

勉強方法

方法は意外と他の人も同じような感じでした。

簡単に説明すると本屋などで調理師免許を取るための本を買い、読めるときに読み覚える。そして過去問をやる。と言う感じでした。

概ね私もこんな感じでしたが詳しく解説します。

1

まず最初にしたことは去年以降の試験をすることでした。過去の問題は試験のホームメージに載っているのですぐに手に入ります。

調理師試験問題及び解答 ‐ 公益社団法人調理技術技能センター

これは何の知識もなく、どのくらい解けるかも見るためでこの結果で苦手なところがわかります。2年間の実績があれば解ける問題も多いので意外と点数は取れます。

表示をしたら印刷してもいいのですがそのまま解いて答えは紙にでも書いておきます。実際の試験の感じで時間も気にします。

終わったら答え合わせをします。私の場合はここで5割は取れていました。平均的に点数が取れていればいいのですが明らかに低い科目はよく勉強しなければならないので覚えておきます。私は食文化概論が一番低かった記憶があります。

また過去の試験問題はできれば最終チェックに使いたいので最新の去年のものは残しておいてください。

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次に勉強する本を買います。最新版のものであればなんでもいいのですが持ち運びできるサイズで過去問が載っているのがいいと思います。

私が買ったのはこれです。重要なことは大きく書いてあるので覚えやすいと思います。

本を買ったら過去問は除き最初から読みます。全て読み終わったら上記の本なら出やすいところが太くなっていたり色が付いていたりするのでその辺をもう一度読み理解をします。読み慣れない言葉などはメモなどして覚えます。その他は特に書いたりはしませんでした。

これを毎日空いた時間に続けます。何度か読んでいると試験に出そうな紛らわしいポイントが分かってくるのでそこはしっかり理解して覚えます。

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数日してある程度頭に入ったら後ろに付いている過去問を1問ずつ解いてみます。ここでは問題が正解しているではなく4択全ての問いに対して合ってる間違っているの理由を答えていき、わからないところはすぐに調べて解決します。分けながら日にちをかけて全ての問題を解いていきます。

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だいたいの問題が分かったら残しておいた去年の試験問題を試験方式で解きます。この時点で私の場合は試験の前日でした。

時間をみながら問題を解いて答え合わせをします。確か私は8割近く取れていました。

ここで7割くらい取れていれば本番でも合格できると思います。7割以下6割以上だと不合格の可能性があるのでもう一度本を読み直し重要なところを頭に入れてください。

答え合わせが終わったら本の過去問と同じように4択全ての問いに対して合ってる間違っているの理由を答えていき理解を深めます。

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あとは試験に行って問題を解くだけです。試験開始から1時間すれば退室許可がでるので見直しができて入れば家に帰りましょう。

ポイント

簡単に書きましたが実際に私はこのくらいしかやっていないのでこのくらいしか書けないのですが感じた試験のポイントを書きます。

・食中毒に関しては細かく出る。細菌ウイルスなど名前や特性は絶対に出る。

・消毒に関することも出る。

・食文化概論の日本の料理様式は重要度が低いですが出ることが多い。

・食文化概論の郷土料理も出やすい。

試験問題はこんな感じです。

 

もし去年の試験問題を解いて6割以下だったり、理解しながら勉強ができない人は過去問だけが載っている本を3札くらい買ってきてひたすら解いてください。過去問を解いているだけでも合格できる可能性はあります。

注意点

普通に生きて入れば国家試験は運転免許くらいしか取らないため国家試験に慣れていないのが普通です。ただし国家試験は通常の試験とは異なる点があるので、そのことを理解していないと効率が悪いばかりではなく、試験に合格できなくなります。

・国家試験は点数を取ろうしてはいけない。

国家試験は一定の点数を満たせば合格となるので受験のように高得点を取る必要はありません。出題数の少ない問題や重要性の低い問題は捨てて、取れる問題を確実に取り6割の点数を取ればいいのです。

・重要な問題は必ず出る。

その資格に必要な知識の問題は必ず出ます。調理師で言えば食中毒関係です。もともと安全な食事を提供するための資格なので一番重要な問題です。その他伝統的に重要視されている問題も出やすいです。

・周りを気にしない

国家試験では周りを気にしてはいけません。調理師免許の合格率は6割ですがしっかり講習なども受けて勉強している人も入れば、ろくに勉強しないで来ている人や会社に言われてしょうがなく来ている人、ビジネスで問題の回答速報のため受けている人もいます。それぞれ目的も勉強も違うので他の人を気にして勉強がおろそかになってはいけません。まわりには流されず自分の意思をもって受けてください。

おわりに

調理師免許は食品衛生責任者の資格が自動的に取れるために取得しましたが取るだけならば過去問をひたすら解けば取れるのですが本を買ってわざわざ覚えたのは料理をする人間として知識を増やしたいという思いがありました。正直食の歴史とか覚える意味があるのかと思いますが調理をする上で歴史を知ることにより調理の幅は広がると思います。調理としての基礎知識があるのとないのとでは作る料理にも違いが出てくるのではないでしょうか。そんな気がして調理師免許をとりました。

 

調理師免許を取る時の参考になれば嬉しいです。